企業によるが、アプリ開発といっても営業・プロジェクトリーダー・システムの設計・プログラマー・デザイナーなどいろんな役割が存在する。受託開発では営業が顧客の要望をまとめ、リーダーに伝え、設計の計画など作成された後にそれが設計者などに伝えられてアプリの製作に入る。それぞれが役割を果たし、完成品が出来ればよいのだが、設計上顧客のアプリに対する細かな指示やニュアンスがはっきりしていないと、満足いく物は出来ない。
そこで、どのような部門・役割に就いたとしても、顧客のニーズについてある程度、詳細を把握しておく必要である。設計上疑問を感じれば、リーダーや営業を通してでも顧客にヒアリングする機会を設ける事も必要だ。疑問なまま開発を進めて、顧客の意に沿わないようなものになってしまうと、やり直しやスケジュールの遅行、信頼の低下にもつながる。自社開発であっても、アプリ製作の目的とユーザーにとって最適な環境の確保を念頭に置いて計画や開発が行われないと後でトラブルが生じかねない。
各職種間で情報の共有化が必要であり、顧客のニーズだけでなく、設計時に重複してる部分の共通化など技術面においても無駄のない作業づくりに役立つ。目前の仕事に追われてしまうと、自分の世界で仕事をしてしまい、ユーザーの事など二の次になんて事に陥ってしまう。しかし、開発の仕事に携わる上でそれを抜きにしてしまうと、良い評価を得るのは難しくなる。アプリ開発の職種の役割は、顧客・ユーザーにとって最適な環境を考えて製作を行う事、それが自分の能力を高め・良い評価を得ていくポイントになるのである。
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